ペキニーズは、『唐(8~9世紀頃)』時代、すでに王族に繁殖が行われ、さらに中国の皇帝にが自らの袖に入れ可愛がっていたことから『袖犬』と呼ばれていたそうです。
また、ペキニーズはラマ教とも深い関わりを持っており、『獅子犬』という名前で知られるようになりました。
ペキニーズが世界に広まるきっかけになったのは、1860年にイギリスが中国から奪ったペキニーズがヴィクトリア女王に献上されたことです。
それが人々に知られ、ペキニーズの人気が急上昇することになります。
当初は、ブルジョワのための犬種という形で飼われていましたが、徐々に一般の方達の間でも飼われるようになりました。
ペキニーズは長い間、裕福な人々のためだけの犬でしたが、次第に一般化され、一時は人気がありすぎて入手が困難になるほどでした。
ぺキニーズは、”獅子犬”と呼ばれていた通り、外見的な美しさや歩行する際の横揺れ(ローリング)する凛々しさが大きな特徴です。
寿命:13〜15歳
体重:6Kg前後
JKCランキング:27位
ピキニーズは、小さいながら気が強く、大きい相手にも勇敢です。
また、飼い主には忠実ですが、知らない人には懐かないという性格の子が多いです。
飼う際の注意点としては、他の犬種と比べるとそこまで運動能力は高くなく、体力も十分とは言えないため、熱い季節は、長時間の散歩は禁物です。
また、【頭の悪い犬ランキング ワースト10】では、ワースト7位にランクインするように知能が高くありません。
被毛は伸びるので絡まないように、週に1回程度ブラッシングしてあげましょう。
この犬種は時々いびきをかく傾向がありますので、睡眠時に観察していびきがひどいようなら動物病院で診てもらいましょう。