犬がかかりやすいガンと病気予防や早期発見のポイントとは?

史密斯阿翔

前回は、【犬の床ずれ予防と寝たきりの世話方法について】をテーマにお話しさせていただきました。

愛犬は、家族の一員。

もちろん、元気なときはいいけれど、寝たきりになったからといって愛情がなくなる飼い主さんはいないと思います。

だからこそ、最後まで精一杯可愛がってあげたいですよね。

7才を超えるとシニア犬といわれ、少しづつ体が衰えてきますが、だからといって『もう年だから。。。』と飼い主さんが諦めてしまうと、本来ならすぐに治っていたはずの病気の発見が遅れることがあります。

特に、近年は、犬の主食がドッグフードになったこともあり、犬の寿命が大幅に伸びており、ガンにかかる犬が増えています。

そこで、今回は、『犬がかかりやすいガンと病気予防や早期発見のポイントとは?』というテーマでお話ししていきたいと思います。




愛犬を病気から守る飼い主の心構えは?

飼い主さんの中には、愛犬の調子が悪そうだったり、元気がない場合でも『昔は元気だったけど、最近は体力が落ちてきたのかな~』と愛犬の体調不良が続いていても病院に連れていかない飼い主さんは、実際少なくありません。

たしかに、日によって食欲がないときや明らかに元気がないときは、どの犬でも起こることですが、そういう状態が1週間続いた場合は、念のため病院で受診するようにしましょう。

犬の寿命は10~15年というのは、たいていの方が知っていることですので、その認識に加え、『調子が悪そうだけど高齢犬だから仕方がない』との思い込みが病気の早期発見を遅らせ、結果的に愛犬の寿命を短くしていることも珍しくありません。

体力の衰えている病気の老犬を放っておくことは、病人を病院に連れていかないのと同じです。

何度もお伝えしていますが、愛犬を病気から守る飼い主の心構え。

それは、

愛犬に対し、もう年だからと諦めないこと

そのために、5歳からは年1回、7歳からは年に2回の健康診断を受けることがおすすめです。

 

病気予防や早期発見のポイントとは?

では、次に病気予防や早期発見につながるポイントをいくつかお伝えしたいと思いますので、しっかり頭に入れておきましょう。

病気予防や早期発見のポイント

定期的な健康診断
↳飼い主さんが、小まめにチェックするだけでは見落としてしまう病気の小さなサインでも動物病院だと発見できる可能性が非常に上がります。

ただ、動物病院を訪れるタイミングが分からないという方は、定期的な健康診断を一つの機会にしましょう。

5歳以降は、年に1回、シニア犬となる7歳以降は、半年に1回(年に2回)、受診することで病気の早期発見をすることが可能です。

日常的にボディチェックをする
↳病気のサインを見つけるのに最適なのはボディケアです。

ボディケアは犬の全身を触るので、しこりや腫れなどの病気のサインの発見につながります。

ボディチェックしたときの状態と日々の食事量や尿、便の状態をメモしておいたり、スマートフォンなどで写真や動画を撮っておき、もし異変を感じて動物病院で受診した際に、そのメモや写真、動画を獣医に見せて診断の材料にしてもらうのがベストです。

予防接種は前向きに行う
↳狂犬病、混合ワクチン、フィラリア予防などを、『子犬じゃないから受ける必要ないかな』とやめている飼い主さんは受けることを考えましょう。

もちろん、ワクチンには接種する際のリスクもありますが、抵抗力の落ちている老犬の場合であれば、万が一これらの病気にかかれば取り返しのつかないことになります。

成犬のワクチン接種について【予防できる病気一覧】

愛犬の犬種ごとにかかりやすい病気を勉強する
↳犬種別にかかりやすい病気を知っておき、早めに対処することが大切です。

たとえば、椎間板ヘルニアになりやすい犬種なら頻繁に階段の上り下りをさせないようにしたり、ソファやイスから飛び降りさせないように気をつける、皮膚の病気にかかりやすい犬種の場合は、皮膚のケアを怠らない、など犬種別の知識をつけ、病気の予防をしましょう。

 

愛犬を病気から守り、病気の早期発見をするためにも、上記の4つのポイントを心がけましょう。

 

犬がかかりやすいガンの特徴は?

最後に、犬の寿命が延びたことで増えた”ガン”についてお話しておきたいと思います。

ガンの原因は、老化のほか、遺伝子に傷がつくと細胞は無秩序に増殖して腫瘍になります。

高齢になるほど遺伝子に傷がつく機会が増えてしまい、増殖を抑制する機構がなくなり、腫瘍になりやすくなってしまいます。

ガンは、皮膚、内臓、血液、骨とあらゆるところにできます。

完全に予防することはできませんが、ガンになる要因を減らすことでガンになるリスクを下げることができます。

仮にガンを早期発見することができれば、手術や抗がん剤で治療することができます。

定期的な健康診断を受けるとともに、しこりを意識してボディケアを行い、体にガンのサインがないかをチェックし、異変を感じたらすぐに受診することが大切です。

こんなサインがあったら注意!!
●しこりができる
●下痢・血便・血尿
●食欲がなくなる
●息が臭い
●よだれが多い
●何もしていないのに息が荒い
●元気がない日が続いている

では、次に老犬がかかりやすいガンはどのようなものがあるのでしょうか?

精巣腫瘍…精巣に起きる腫瘍。腫瘍細胞が雌性ホルモンを出して、乳腺が大きくなるなど雌化することもあり、多くは良性ですが、悪性の場合もあります。

乳腺腫瘍…避妊していない高齢のメスがもっともよくかかる病気で、乳腺にしこりができるのが特徴です。悪性腫瘍の危険性は50%ほどで、その半数に肺やリンパ節への転移がみられます。悪性腫瘍の炎症性ガンは、症状が急速に進行することが特徴です。

口腔腫瘍…歯茎や舌、のど、口の中の粘膜にできる腫瘍です。口の中にしこりができ、口腔腫瘍がある犬は、フードを食べにくそうにしたり、口臭、よだれ、出血などの症状が出ます。

肛門周囲腺種…肛門の周囲にある分泌腺に発生する腫瘍で、肛門周囲の毛の生えていない部分に、小さなイボ状のものや大きな塊などがみられます。雄性ホルモンの影響で起きるため、去勢していない雄に圧倒的に多い腫瘍です。

これらは、すべての犬種でかかりやすいわけではありませんが、比較的よく見られるガンです。

ガンを引き起こす要因は、ウィルス遺伝食事紫外線・放射線ホルモン化学物質など、たくさんあります。

ウィルス…ウィルスの感染が原因で発生するガンがあるといわれています。

遺伝…近親交配を重ねたことによる遺伝の影響で、特定のガンにかかるリスクが高い犬がいます。

食事…食品の中には発ガン性のあるものがあります。

紫外線・放射線…紫外線や放射線は皮膚ガンの要因。白い毛の犬は紫外線の影響を受けやすく高リスクです。

ホルモン…精巣腫瘍や乳腺腫瘍など、性ホルモンの影響で起こるとされているガンもあります。

化学物質…汚染された大気・水・土壌などに含まれた化学物質には発がん性があるものもあります。

これらの要因を少しでも減らすことで、愛犬をガンから守れる可能性が上がります。

Marlies Kloet

いかがだったでしょうか?

今回は、『犬がかかりやすいガンと病気予防や早期発見のポイントとは?』をテーマにお話させていただきました。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサードリンク
コメントは利用できません。

スポンサードリンク

カテゴリー

ページ上部へ戻る