犬のがん(腫瘍)の原因・徴候(症状)・診断・治療について

rpavich

回は、『犬種別なりやすい病気、ケアの注意点とは?』についてお話させていただきました。

それぞれ自分が飼っている愛犬がなりやすい病気をチェックして、普段から愛犬の健康を意識するようにしてあげましょう。

一般的に、6歳を過ぎると、がんの罹患率が高くなり、10歳を超えて死亡した犬の半数以上は、がんが原因だと言われていますが、早期発見・治療を行えば、長期生存することもたくさんあります。

早期発見をするためには家族の協力が必要不可欠です。

がんの初期には小さな徴候(症状)が表れるので、日々のスキンシップの中で『あれ?何かおかしいな。』と感じて、検査したら初期のがんが見つかることもあります。

そこで、今回は【犬のがん(腫瘍)の原因・徴候(症状)・診断・治療について】についてお話したいと思います。




がん(腫瘍)とは?

『腫瘍』の多くは、細胞が異常に増えて塊を作ります。

一方、塊を作らない白血病のような腫瘍もあります。

悪性の腫瘍は、周囲を破壊しながら広がることが多く、離れた部位飛び移ることがあり、その場合、血液を介したり、リンパを介したりと様々で、広がることを『浸潤』、飛び移ることを『転移』と呼びます。

腫瘍には、転移することがない『良性腫瘍』と全身に転移する可能性のある『悪性腫瘍』があります。

そして、悪性腫瘍のうち、皮膚、消化管、呼吸器などの上皮組織にできたものを『癌腫』、血管やリンパ節、皮下組織などを非上皮組織にできたものを『肉腫』といいます。

 

がんの徴候(症状)は?

がんは『見つけやすいがん』と『見つけにくいがん』があり、見つけやすいがんの場合は、犬の様子がおかしくなったり、普段とは違うしぐさをしたりと家族も異変に気付くことが多いです。

例えば、

体重が急激に減っている

水をたくさん飲むようになった

歩くとふらついている

脚を引きずっている

皮膚にしこりがある

夜でも不穏で寝付かない

などのような症状がみられることがあります。

しかし、上記のような様子でもすぐに動物病院に連れていく人は少なく、『今日はなんだかおかしいな。』『最近、夏バテかな。』というように様子をみるだけの飼い主さんが少なくありません。

実際は、何もなければ安心できる、とすぐに動物病院に連れていくことをお勧めします。

早い段階で受診し、適切な治療を行えばがんを克服できるケースも少なくありません。

先に挙げた徴候(症状)以外にも『肛門周り』、『お乳の周り』にいつもと違った様子があったときにも、すぐに受診しましょう。

犬では『乳腺腫瘍』、『精巣腫瘍』、『皮膚腫瘍』、『口腔腫瘍』、『肛門腫瘍』などの腫瘍が多くみられます。

いずれも触って分かることが多く、家族がスキンシップを取る際に注意深く観察することで早期発見できる可能性があります。

その他、中~高齢犬の鼻血が出たときは、鼻腔内に腫瘍ができている可能性があります。

また、首の付け根、肩の前、膝の後ろにしこりがみつかった場合は、リンパ節に腫瘍ができている可能性があります。

一方、『見つけにくいがん』は、内臓など目に見えない部位にできた場合で、初期段階では徴候がないことが多く、家族が早期発見するのが困難です。

定期的に受けている健康診断を機にがんが見つかることも珍しくありません。

 

がんの診断と治療は?

がんの可能性のある徴候を示している場合は、細胞診検査あるいは病理組織検査が一般的です。

いずれも、たいていの動物病院で行ってもらうことができます。

発見しにくい部位の腫瘍に関しては2つの検査だけでは判断できないこともあります。

その場合は、他の病気の可能性がないか、ひとつずつ除外診断し、最終的にがんと診断されることもあります。

がんの治療に関しては、外科的手術によってがん組織を物理的に取り除く外科治療、薬剤(抗がん剤)でがんの増殖を抑える化学療法、放射線照射によってがん細胞を死滅させる放射線治療という3大治療があります。

がんの種類、発生場所、進行具合などにより、これらの治療法を使い分けたり、組み合わせたりするのが一般的です。

放射線治療ができる病院は、まだまだ少ないのが現状ですが、中には最先端の再生医療を取り入れてがん治療にあたっている病院もあるなど、これからがん治療も進むことが期待されています。

犬のがん治療

今回は、【犬のがん(腫瘍)の原因・徴候(症状)・診断・治療について】お話させていただきました。

 

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