犬のデンタルケアと歯磨き(ブラッシング)方法について

愛犬の健康に気を遣っている方の中で、デンタルケアに苦手意識を持っている方は非常に多いようです。

その理由は、口や口の中を触られることを嫌がるワンちゃんが多いためです。

また、毎日のデンタルケアを面倒臭いという意識を持っている方もいるでしょう。

犬の口腔内は、ヒトよりも唾液量が多く、phがアルカリ性のため虫歯にはなりくいですが、その代わり歯石が付きやすい環境であると言えます。

そのため、10歳になる犬のうち70%以上に口臭や歯周病の原因となる歯石が付いているというデータがあります。

人も毎日、うがい、歯磨きをするように犬も同様である必要があります。

そこで今回は、愛犬の口の中の健康を守りたいという飼い主さんのために『犬のデンタルケアと歯磨き(ブラッシング)方法』について分かりやすく解説したいと思います。




デンタルケアをするために必要な準備とは?

➜さて、『今日からデンタルケアを始めよう』思っても、簡単にはいかないでしょう。

飼い主が毎日デンタルケアをしてあげようと思っても、愛犬が嫌がる可能性が非常に高いからです。

実は、デンタルケアを始める前にしておくことがあります。

それは、毎日遊んであげるときやスキンシップのときに口の中を触るようにすることです。

犬だけでなく、他の動物でも普段触られ慣れていないところを触られると嫌がりますので、『頭をなでるついでに口を開けさせる』のように、とにかく『口の中を触られる=嫌なことではない』ということを植え付けておく必要があります。

口を触られることが嫌がらなくなったら、デンタルケアは半分終わっているようなものです。

デンタルケアといっても、簡単なお手入れだけで歯石や歯垢の付着を防ぐことができます。

最後に、実際の『歯磨き(ブラッシング)の方法』をご紹介しています。

犬のブラッシング方法とデンタルケアAu Kirk

 

デンタルケアはいつすれば良いのか?

➜では、デンタルケアはいつすれば良いのでしょうか?

実は、歯周病の原因になる歯石は、歯垢が変化したものです。

犬も人間も食事をした後24時間で歯垢が作られます。

それから3~5日で歯石へ変化すると言われていますので、毎日歯垢を取り除いてあげれば口腔環境を維持することが出来ます

つまり、1日1回、最低10分程度はデンタルケアをしてあげることが必要になります。

口の臭いが気になるワンちゃんは、歯石が溜まっている可能性が非常に高いです。

本来なら、パピートレーニングのときから口を開けさせる訓練をすることで、成犬になった後も苦労せずにデンタルケアをすることができ、口臭や歯周病を予防することができます。

犬の歯磨き方法は?②

 

デンタルケア用品について

➜最後にデンタルケア用品についてですが、現在は色々なデンタルケ用品が販売されています。

歯ブラシをはじめとして、デンタルガム、歯ブラシ、ガーゼ、ジェル、ペーストタイプ、スプレータイプなどなど。

よく使っている方が多いのはデンタルガムでしょうか?

ただ、デンタルガムも犬の体に良くなかったり、食べてしまったときに消化不良を起こしたりとデメリットがありますので、出来れば愛犬に合ったお手入れ用品で飼い主さんが丁寧に磨いてあげることが大切です。

人間の子ども用歯ブラシは、ヘッドが小さく磨きやすそうに感じるかもしれませんが、毛が短いため、歯周ポケットに毛先が入りません。

”必ず犬専用の歯ブラシでないといけない”というわけではありませんが、毛が長くできるだけヘッドの小さい歯ブラシと1本磨き用の歯ブラシを用意すると良いでしょう。

歯磨きペーストは、犬の好きな味がついているので、ご褒美感覚として使用できるため非常に便利です。

また、犬が噛むためのおもちゃも気をつけて選ぶ必要があります。

骨、ひづめ、硬い皮など、硬い素材でできたおもちゃは一見良さそうに思いますが、誤って歯を折ってしまうこともあるため、おすすめできません。

デンタルロープは、かんだ後の歯垢がついたままにしておくと、繊維の間で繁殖して不衛生になりやすいという欠点があるため、出来るだけ毎日洗浄し、乾かして使うようにしましょう。

犬のデンタルケア

 

犬の歯磨き(ブラッシング)方法は?

今回ご紹介する方法は、実際に口腔専門の獣医さんが推奨するブラッシングレッスンプランです。

散歩や食事など、愛犬が大好きなことの直前に毎回行うことをおすすめします。

ポイントは、『絶対に無理強いをしないこと』です。

最初は、口を触らせてくれるだけで大げさに褒めてあげます。触る手と反対の手の指におやつを用意しておき、触らせてくれたらおやつをあげるのも良いでしょう。

※最初はペースト状のおやつやフードを舐めさせるのがおススメ

もし、口や歯を触らせてくれなかったとしても、叱らないこと。

そのときは、すぐにブラッシングレッスンを中止し、同時に散歩や食事も中止してください。

ステップ①だけで一週間かかっても構いませんので、愛犬のペースでゆっくりトライしましょう。

犬にとって口の中を触られたり、ブラッシングされるということは非常に不愉快なものです。

最初は、嫌な歯磨き(ブラッシング)の時間を短めにし、徐々に歯磨き(ブラッシング)時間を長くすれば良いのです。

ブラッシングレッスン

①口を開けずに、唇をめくるか唇に触ります。1秒程度で構いません。触らせてくれたら、思いきり褒めてあげて、おやつやフードを与えます。

②指に歯磨きペーストか、または好物の味をつけて1~2秒間、歯に触ります。

③歯ブラシや濡れたガーゼに歯磨きペーストか好物の味をつけて1~2秒間、歯に触ります。

④ブラッシングしやすい切歯や犬歯から、数秒ブラッシングを行います。

⑤徐々に全体をブラッシングしていきます。

⑥左右交互にすべての歯をブラッシングします。できるようになれば、内側も徐々にブラッシングしましょう。

このように、愛犬の口のお手入れは家に犬を迎えたその日から始めることが望ましいです。また、飼い主さんが毎日ブラッシングを続けても、綺麗に歯垢が取れていない場合もあります。

そのため、動物病院で3ヶ月に1度ほどのペースでも良いのでクリーニングしてもらいましょう。

その際、麻酔無しで痛い思いをした犬は、その後飼い主さんにも口を触らせてくれなくなる可能性もありますので健康上問題が無いようであれば、麻酔を使ってクリーニングをしてもらいましょう。

犬とデンタルケア

いかがだったでしょうか?

今回は、犬のデンタルケアと歯磨き(ブラッシング)方法について詳しくご説明させていただきました。

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