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犬の爪切りで失敗?【出血処置について】
- 2015/11/8
- 犬の爪切りで失敗?【出血処置について】
- 出血処置, 爪切りで失敗, 犬の爪切り
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『犬の爪切りをして失敗して出血させてしまった』というご経験はありませんか?
愛犬のケアをしてあげたいと思うのは飼い主にとっては当然です。
しかし、犬の体は人間とは異なっていますので、同じように爪を切ると、身を切っていないのに、『ビクンッ』と痛みを感じるようなしぐさをすることや『キャンッ』と鳴くことがあります。
愛犬の被毛のカットや爪切りさえも動物病院やペットショップにまかせず、自分でやりたいと思う方も多いでしょう。
そこで今回は、犬の爪に関する基礎知識、爪切りで失敗し出血したときの処置、愛犬の爪切りのコツについてお話したいと思います。
☑犬の爪には神経や血管がある?
犬の爪は、人間の爪と異なり神経や血管があります。
爪の中の血管は、爪の成長とともに伸びるためしばらく爪を切っていない状態で爪切りをすると、比較的よく出血してしまいます。
爪を切る際に神経や血管も同時に切ってしまうと痛みや出血を伴う場合が多く、慎重に爪を切る必要があります。
爪が白い犬の場合は、血管が透けて見えるので白い部分だけカットすれば、血管や神経を傷つけたり、出血することは少ないです。
爪切りに慣れていないうちは、ペットショップで店員さんに爪切りのコツや上手な切り方を学ぶのも一つの方法です。
☑爪切りで失敗したときの出血処置について
では、万が一犬の爪切りで出血してしまった場合の対応についてご紹介します。
出血具合にもよりますが、少しの出血であれば『クイックストップ(止血剤)』を一つまみ掴んで、出血部位(爪に直接)に付けしばらく押さえておくと出血は止まります。
といっても『止血剤が家にない!』という場合もあるかと思います。
もし、止血剤が無い方は、その代用として小麦粉を使うこともできますので、出血を放っておかないようにしましょう。
また、深爪してしまい出血がひどい場合は、止血剤や小麦粉をつけ押さえてガーゼで巻いておき、ストッキングなどで固定した状態で出来るだけ早く動物病院で処置してもらいましょう。
深爪した場合で、爪がほとんどない状態になってしまったときは、神経が過敏になっているので、歩くたびに痛みが出ている可能性がありますので、散歩などで屋外を歩く場合は、芝生や柔らかい土の上などで出来るだけ痛みが出ないようにしてあげましょう。
☑犬の爪切りの頻度と上手に爪を切る方法は?
では、犬の爪切りで出血させないためにはどうすれば良いか?
まず、出血させないためには『血管が伸びないようにすること』です。
つまり、定期的に爪を切ってあげることで、爪の中の血管の成長を止めることができます。
ちなみに、犬を外でよく遊ばしている場合は、爪が適度に削れるのですが、あまり外で運動させてあげていない場合は、爪が伸びて丸みを帯びてきます。
そうすると硬いアスファルトなどを歩くと割れてしまう場合があるので、月に一度程度は爪を切ってあげるのがベターです。
そして、犬の爪を上手に切る方法ですが、いくつかのポイントがあります。
爪切りを嫌がらない犬の場合は、ゆっくり慎重に切ってあげるだけで良いと思います。
爪切りを嫌がる犬の場合は、犬が見える位置で爪を切ると噛まれたり、足を引っ込めたりして切りにくいので、爪が犬の視界に入らないようにしてあげることが一つ目のポイントです。
二つ目のポイントは、堂々と爪を切ってあげること。
犬は、犬が苦手な人や恐怖心などを感じることができる動物です。
したがって、恐る恐る爪を切っていたり、モタモタしていると犬は嫌がってしまいます。
堂々と爪を切ってあげることで、犬は安心感を覚えます。
その際、血管が爪の上から見えるようであれば、白い部分だけを切ってあげ、爪が黒い犬の場合は、少しずつ先端から切っていき、爪の断面が湿ってきたら、血管が近いのでそれ以上切るのを止めましょう。
何度も、犬の爪を切っていると、出血もほとんど無くなり、また飼い主も犬も慣れてくるはずです。
ただ、どうしても出血が心配という方や深爪しそうな方は、無理に自分で犬の爪を切る必要はありませんので、プロのトリマーに任せるようにしましょう。