愛犬には、健康に一日でも長く生きて欲しいですもの。

犬も人間同様、ちょっとした風邪から癌(がん)など病気にかかります。

その中で、気をつけなければいけないものの一つとして、『肥満』が挙げられます。

最近では、『肥満』が様々な病気のリスクを上げることが知られるようになりましたが、それは犬も同じです。

今回は、そんな『犬の肥満』についてお話したいと思います。

犬が肥満になるメカニズムとしては、一日に摂取するカロリーが消費カロリーを上回ってしまい余ったエネルギーが中性脂肪に変換され、脂肪として体内に蓄えられてしまうことが挙げられます。

 

実は、犬の肥満の判定は人間と異なり、BCS(Body Condition Score)というアナログ指標が用いられます。

BCSは、大きく5段階に分かれており、

●BCS1(痩せすぎ):理想体重の85%以下・体脂肪率5%以下

●BCS2(体重不足):理想体重の86~94%・体脂肪率6~14%

●BCS3(理想体重):理想体重の95~106%・体脂肪率15~24%

●BCS4(体重過剰):理想体重の107~122%・体脂肪率25~34%

●BCS5(肥満):理想体重の123~146%・体脂肪率35%以上

順で、BCS3を正常とし区別されています。

 

では、犬が肥満になってしまう原因としては一体何があるのでしょうか?



☑肥満になる原因は?
①食べ過ぎ
②運動不足
③老化
④遺伝
⑤病気

 

上記で飼い主が特に気を付けなければいけないことは、

①食べ過ぎ
運動不足

です。

 

食事も運動も毎日行うものですので、間違った方法で行ってしまうと長い時間をかけ、愛犬の健康が少しづつ悪化していきます。

食事における肥満の原因は、エサのやりすぎが一番なのですが、愛犬の健康を管理するポイントが何点かあります。

まずは、毎日のエサやおやつを愛犬に上げ過ぎていないか確認しましょう。

太るときは、一気に太るのではなく徐々に太りますので、すぐには気がつきません。

なので、日ごろから体重計に乗せる習慣をつけましょう。

また、かかりつけの獣医に食事についてのアドバイスをもらったり同じ犬種を飼っている人のエサの上げ方を参考にするのも良いでしょう。

愛犬がエサをねだってくると、ついついあげてしまいますが、必要以上にエサやおやつを上げないことは、愛犬の健康のためにとても大切です。

 

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次に運動不足ですが、犬の運動というと飼い主や犬同士での遊びと散歩が一般的です。

その中で肥満を予防するだけでなく、とても犬の健康に大切なのが『散歩』です。

散歩に連れていくことで、犬がストレスを発散させるだけでなく、筋力・心肺機能の維持から肥満予防まで様々な効果があります。

仕事やプライベートが忙しいなどで、散歩に連れていく機会が少なくなると脚の筋力が落ち、代謝が悪くなる上、食べたカロリーを消費しきれなくなるので散歩はできるだけ毎日連れて行ってあげましょう。

 

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