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前回は、【犬のボケによる困った行動5選と対策について】をテーマにお話させていただきました。

飼ったときは子犬でも、犬は人間より何倍ものスピードで老化してしまうので”犬のボケ”は他人ごとではありません。

7歳以上の愛犬を飼っている方は、必ずご覧くださいね。

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動物病院の役割とは?

初めに動物病院の役割についてみておきましょう。

病院というと、『病院=病気・ケガ』をイメージする方が多いと思います。

もちろん、動物病院はペットの体調が悪いときや病気にかかったときに治療をしてもらう場所なのですが、実はその他にも重要な役割がいくつかあります。

動物病院には、ホームドクター(かかりつけ医)という役割があります。

つまり、近所に行きつけの動物病院があり、ホームドクター(かかりつけ医)を持っているだけで愛犬の健康に何か問題がありドクターが自分の手に負えないと判断した場合に、紹介状を通して大きな動物病院を紹介してもらうことができるのです。

もし、現在も万が一に備えて行きつけの動物病院を持っていない場合、いきなり大きな動物病院に駆け込んでもすぐに診てもらえない場合があるので注意しましょう。

そのため、少なくとも必ず一人はホームドクター(かかりつけ医)を見つけ、定期的に診察をしてもらっておきましょう。

そして、動物病院にはもう一つ”愛犬の悩み相談所”という大切な役割もあります。

定期的な診察ももちろん必要なのですが、それ以上に日常の小さな疑問から愛犬のフードや運動、飼い方のコツまで様々なことに関して専門的な助言をもらうことができます。

現在はインターネットやSNSが普及しているので、分からないことがあればすぐに他の人に意見を聞くことができるようになりました。

しかし、『タダほど高いものは無い』とはよく言ったもので、無料のアドバイスは料金がかかりませんが、もし意見が間違っていた場合に責任も取ってもらえません。

一方、動物病院でプロの獣医師からの意見は専門的な見地からの意見であり、その意見でもし愛犬に何かあった場合は、その動物病院で面倒を看てもらうこともできます。

そのため、重要な疑問や不安なことほど動物病院で意見を聞く方が賢明といえます。

良い動物病院の選び方

 

良い動物病院の基準とは?

では、良い(質の高い)動物病院を選ぶ際の基準とは一体何でしょうか?

動物病院は、人間の病院と違い公立病院、私立病院などの区別はありません。

よって、病院の規模の大小の差はありますが、基本的には自分に合った動物病院を探すことが第一になります。

そこで、良い(質の高い)動物病院を選ぶ基準ですが、基本的には下記の5つを基準に動物病院を選びましょう。

 

獣医師の数が多い
↳獣医師が多いことにより、様々な症例に対応できる可能性が高いです。

獣医師の数が多いからといって、必ずしも様々な症例に対応しているわけではありませんが、院長が一人で切り盛りしている動物病院よりも獣医師が複数いる動物病院の方が広い分野の病気まで診れる可能性は高いです。

 

年中無休、24時間診察可能かどうか
↳病院の診療時間が長いこと、そして病院の休日が少ないことは質の高い医療に直結します。

なぜなら、”どんなに良い病院でも診てくれなければ意味がないから”です。

自分の愛犬が急に体調を崩したり、病気になった場合に病院が開いていないと診てもらえませんし、診てもらえない可能性があるだけで不安になってしまいます。

そのため、通える範囲で診療時間が出来る限り長い動物病院を選ぶようにしましょう。

 

再生医療や治療を取り入れているかどうか
↳一口に動物病院と言っても、その治療技術や最新治療の取り入れには大きな差があります。

最近では、動物病院で再生医療を真っ先に取り入れ大きな成果を出している病院もあり、いかに動物医療に前向きなのかが伺えます。

そのため、従来の治療方法以外にも最新の治療も選択肢に加えてもらえる動物病院が自然と質が高い動物病院といえます。

 

利用している方の口コミ等の情報が良いかどうか
↳最近では、インターネット上で病院の口コミなどを見たり、情報交換ができるようになっています。

そのため、一人でも多くの人が”この病院は良い”と感じているとしたら、良い(質が高い)動物病院の可能性が高いといえるでしょう。

 

アクセスが良い
↳最後にアクセスですが、これは非常に大切で私自身もアクセスの良さの重要性を感じたことがあります。

愛犬の体調が急に崩れたときに、良いと評判の動物病院に車で連れていったのですが、道が混み合っていて結局30キロほどの距離なのに3時間かかったことがありました。

そのため、愛犬が急変したときのことも考え、どんなに時間がかかっても1時間以内で通える動物病院を見つけておきましょう。

また、別料金を払えば電車に愛犬を連れて乗ることができる(別途料金が要らない鉄道会社もあります。)ので、アクセスの良い駅前の動物病院を探すという方法もあります。

良い動物病院の選び方とは②

 

セカンドオピニオンは必要か?

セカンドオピニオンは、2つ目の意見という意味です。

つまり、かかりつけ医や主治医以外の獣医師に診察してもらい、相談することを指します。

愛犬の健康に何か問題があったときほど多くの獣医師の意見を聞いておき、治療方針に賛同できる獣医師の元で治療を行うという方法はとても理に叶っています。

『かかりつけ医の意見にどうしても納得できない』、『他の獣医師の考えも参考にしたい』、『治療方法が無いから諦めてほしいと言われた』などの場合は、セカンドオピニオン、サードオピニオンなど納得できるまで動物病院をまわってみるのも一つの方法です。

 

愛犬を動物病院好きにするには?

愛犬を動物病院に何回か連れていったり、他のワンちゃんを見ていると分かりますが、明らかに動物病院を嫌がっていることが少なくありません。

これは、動物病院に対して恐怖心を抱いているからで、『動物病院は痛いことをする嫌いな場所』と認識してしまっています。

そうなると、待合室や治療室で落ち着きが無く、逃げようとしたり、暴れたりとスムーズに治療が行えません。

そこで、愛犬には動物病院を嫌いにならないような工夫をしておくべきです。

例えば、診察が終わったらご褒美をあげ『動物病院にくると、良いことがある』と学習させると、次回来院したときに緊張が弱まりまって逃げようとしたり、暴れたりする行動が軽減することがあります。

※ご褒美を獣医さんや看護師さんから与えてもらうとより効果的です。

病気のときだけでなく、フードやケア用品の相談などに乗ってもらうこともできますので、病院に小まめに

立ち寄り、看護師さんにかわいがってもらうこともおすすめです。

間違っても『かわいそうに。』『痛かったでしょう、大丈夫?』などと言って、病院=良くない場所と学習させないようにしましょう。

 

いかがだったでしょうか?

今回は、良い動物病院とは?【失敗しない病院選び】について詳しくお話させていただきました。

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