これであなたの愛犬もお利口さんに!効果的なトイレのしつけ方法とは?
- 2018/2/4
- 犬のしつけ
- 効果的なトイレのしつけ
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愛犬の困った行動の一つとして、「トイレの失敗」がありますよね。
実際、愛犬がなかなかトイレを覚えてくれないと頭を悩ませている飼い主さんは多いはずです。
世の中には、色んなドッグトレーナーの方がしつけの方法をご紹介していますが、最近では「行動分析学に基づいたしつけトレーニング」の認知も増えてきました。
そこで今回は、そんな愛犬のトイレでお困りの飼い主さんのために、「これであなたの愛犬もお利口さんに!効果的なトイレのしつけ方法」についてご紹介していきたいと思います。
この記事をご覧になることで
✔︎犬がトイレをなぜ学習できるのかが分かる
✔︎実際に効果のあるトイレのトレーニングを知ることができる
ということが期待できます!
愛犬のトイレにお困りの方はこちらの記事もご参考に→犬がトイレを覚えてくれない場合の原因とトイレ掃除が簡単・楽チンになるアイテムとは?
☑️犬の行動をABCで観察することが大切?
はじめに、愛犬に効果的なしつけをしていくためには、3項随伴性である「行動のABC」を理解していく必要があります。
小難しく聞こえますが、理解してしまえばとても簡単ですので、ご安心くださいね。
では、行動のABCとは何なのか?
それは、
A:Antecedent(先行事象)
B:Behavior(行動)
C:Consequence(結果事象)
です。
一応、どういうことかを補足しておくと、
Aは、簡単にいうとB(行動)のきっかけとなる出来事、行動の起きている状況のことです。
C(結果事象)はC(行動)の直後に起きた事柄です。
行動の「理由」は、実はC(結果事象)にあります。
行動の直後に何が起きたかによって、その行動が増えたり減ったりします。
そして、行動が増えることを「強化」、行動を増加させる刺激、できごと、状況を「強化子」と呼びます。
では、分かりやすく愛犬に決められた場所でトイレをしてもらうことを例に出してご説明しますね。
まず、飼い主さんが思っている、トイレの成功・失敗は↓ですよね。
✔︎愛犬のトイレの失敗=決められた場所以外でおしっこ・うんちをした
飼い主さんが、望む「決められた場所・トイレシーツの上」でトイレをするという行動(B)を犬にしてほしい場合は、犬が「決められた場所・トイレシーツの上」でトイレをしたくなるきっかけ(A)を作ってあげることが大切です。
例えば、
A:トイレをしたくなるきっかけとしては、
愛犬の匂いがついたものをトイレシーツの近くに置いてあげたり、トイレをしやすいような環境を作ってあげることです。
また、愛犬がきちんと「決められた場所・トイレシーツの上」でトイレを成功させた場合は、フードやおやつをあげる(C)ことで、愛犬は「決められた場所・トイレシーツ」でトイレをすることに価値を感じます。
今回は、「行動のABC」をトイレに例えてご説明しましたが、犬の様々な問題行動の改善やしつけにも適応できることなので、ぜひ覚えてくださいね。
では、次は実際に「効果的なトイレのしつけ方法」をご紹介していきたいと思います。
☑️効果的なトイレのしつけ方法とは?
愛犬のしつけでは、犬種の賢さやその犬の個性の問題もあるので、忍耐力が必要ですが、効果的なしつけ方法を知ってしまえば、難しくはありません。
では、トイレのしつけ方法を3ステップでご紹介しますので、ぜひご参考にしてくださいね。
【効果的なトイレのしつけ3ステップ】
ステップ1:トイレシーツをサークルで囲い、そのサークル内に連れて行く
→睡眠後、食事後など、おしっこやウンチをしそうなタイミングに愛犬をサークル内に連れていきます。
この時、サークルからは出られないようにしておくことが大切です。
しばらくして、おしっこやうんちをしたら、フード(おやつでも可)を与え、愛犬をサークルの外に出してあげます。
もし、しばらくしても排泄行為がなければ、サークルの外に出してあげましょう。
ステップ2:ステップ1が出来るようになれば、トイレシーツ+トイレトレーでトイレの練習をします。
→ステップ2では、サークル内でのトイレの練習は卒業し、トイレトレーの上にトイレシーツを敷いて練習します。
といっても、愛犬の大きさも考慮し、もしトイレトレーが小さく感じているようなら、無理にトイレトレーを置く必要はありません。
ステップ2でも、無事にトイレシーツの上でおしっこ・うんちが出来るようになれば、フード(おやつでも可)を与えます。
ステップ3:トイレが成功した後に与えるフード(おやつでも可)の回数を徐々に減らしていく
→飼い主がトイレシーツの上に愛犬を連れて行かなくても、自分からトイレシーツの上でおしっこやうんちをするようになったら、トイレが成功する度に与えていたフードの回数を減らします。
毎回フードを与えていたを、3回に2回→2回に1回、3回に1回、、、5回に1回というイメージで、徐々に与える回数を減らしていきます。
これがうまくいくと、フードをもらうためにトイレをトイレシーツの上でしよう、という欲求ではなく、トイレをしたい(排泄欲求)という目的に変わっていくため、フードを与えなくても上手にトイレをすることができます。
いかがだったでしょうか?
トイレのしつけが出来ていない状態から、愛犬がトイレを覚えるようになる流れがお分りいただけたはずです。
今回は、【これであなたの愛犬もお利口さんに!効果的なトイレのしつけ方法とは?】をテーマにお話させていただきました。
愛犬のしつけのご参考になれば幸いです。