ダルメシアンは、ビクトリア朝時代のイギリスで、四輪馬車の伴走犬として飼われていたこともあり、しっかと肉のついた骨格を持っており、持久力に優れています。
ダルメシアンといえば、大ヒットしたあの有名な映画を思い浮かべるはずです。
一番の特徴は、なんといっても独特の水玉模様です。
馬車を使う時代には、その美しさを買われ馬車の伴走犬として活躍していましたが、時代の流れで馬車が消えていくと、次第にダルメシアンの人気も同様に低下しました。
しかし、現在は消防署のマスコット犬をはじめ、ショードッグとしても人気があり、日本でもJKCランキング29位と、上位にランクインしています。
寿命:12~14歳
体高:48~58cm
体重:18~27kg
JKCランキング:29位
ダルメシアンは、運動能力に優れており、持久力も高いため出来る限り毎日散歩や運動で走らせ、ストレス・運動不足を解消させてあげましょう。
最後に注意点として、ダルメシアンの聴覚障害についてお話しておきます。
ダルメシアンは、先天性の聴覚障害を持っている確率が他の犬種に比べ非常に高く、25~30%のダルメシアンは、片耳、もしくは両耳の聴力障害を持っていると言われています。
その理由は、あの独特な水玉模様を作っている遺伝子が聴覚障害に関与しているという説があります。
聴覚障害があることで、躾が上手く行かないことも多く、意志疎通ができずに噛みついたりすることもあるので、今からダルメシアンを飼おうと考えている方は、万が一聴覚障害を持っている場合のことも考慮し、飼うかどうかを判断しましょう。