原産地はイギリスで、1835年以前までは、ブルベイテティングと呼ばれる闘牛とブルドッグを戦わせる競技が行われていました。
その頃は、現在のような短足で顔が大きく、顎が突き出ている顔つきではなく、普通の犬ということがその当時の絵を見ることで理解できます。
現在のようなブルドッグは、人間の改良が加わった結果とされています。
寿命は、8~10歳。
JKCランキングでは、30位とまずまずの人気。
性格に関しては、陽気で社交的、活発でスポーツも大好きです。
全体的に肉づきがよくがっしりした体格のブルドッグは、肩幅が広く、重心が低くどっしりとした外見、耳は垂れており、しっぽが短いことが特徴的です。
体重は20~25Kg程度で、こういった安定感のある体格は、前述したようにもともと大きな動物と闘うために重要視されたものでした。
走る能力を求められなかったブルドッグは、どっしりとした四肢を持ち、のびやかで、左右に体を揺らす独特の横揺れ歩きを見せます。
しかし、健康面ではいくつか問題があります。例えば、鼻が短いことにより、体温調節が苦手とされていて、涼しい場所で飼う、または夏場は朝方や夜に散歩に行くようにするなど工夫が必要です。
また、いびきやよだれが多いことや、皮膚にシワが多いため、日ごろからケアをしてあげることが必要です。
もっとも重大な欠点として、頭や肩幅が非常に大きいブルドッグですが、その割に雌(メス)の骨盤が小さく、自然分娩はほぼ不可能とされており、ほとんどが帝王切開での出産ということです。
高温多湿の地域では、飼いにくい犬種ではありますが、この外見・性格が大好きな方も多くおられ、街中でもたまに見かけることはあるので根強い人気があることは確かなようです。