犬は、人間に比べ寿命が短く、また老化スピード(歳を取る速度)が速いと言われています。

実際、犬は10歳を越えればどんどん動きが遅くなったり、色々な病気にかかったりと、加齢の影響が伺えます。

また、大型犬は小型犬よりも寿命が短いとされ、平均寿命にも差が見られています。

最近では、『シニア犬をいたわり、介護をしながらどう幸せな生活を送るか?』ということが、大きなトピックとして注目されています。

そこで、今回は【犬の老化スピードは人間よりも速い?】というテーマでお話させていただきたいと思います。




犬は人間の何倍も老化スピードが速い?

獣医療の発達や生活環境の向上のおかげで犬の寿命は年々伸びています。

しかし、犬は人間より早く老化することには変わりはなく、一般的には、人の年齢に置き換えると、犬は最初の1年で17歳、次の1年で23歳に成長し、以後は、1年ごとに4年分ずつ歳をとっていくとされています。

また、犬の寿命は、小型犬➜中型犬➜大型犬になるほど短くなり老化も早まる傾向にあります。

ただし、同じ犬種でも個体差は大きいので、10歳未満で死んでしまう犬がいる一方で15歳以上まで生きる犬もいます。

愛犬は、ほとんどの場合、飼い主さんよりも早く死んでしまうため、子犬の頃から成犬、老犬になっても、いつまでも長く元気に過ごせるように、飼い主さん自身に何ができるかを考える必要があります。

〇関連記事➡犬の平均寿命について

 

7歳を過ぎれば『老犬』の仲間入り?

基本的に、シニア犬や老犬とされるのは犬年齢で7歳以上と言われています。

たった7年でシニア犬・老犬と言われてしまうのは、早すぎるように感じますが、7歳にもなれば、外見だけでなく犬の体の中では確実に老化が進んでいるのです。

ただし、先ほども言いましたが、同じ犬種の中でも個体差が大きく出るので、”7歳で少し加齢を感じる子”もいれば、”7歳になっても元気一杯走り回っている子”もいます。

7歳を過ぎれば、家の中の環境フード内容散歩コース運動量など様々なことについて『今のままで良いのか?』を考え、より良くするために改善していかなくてはなりません。

7歳以上になれば、”行動がおとなしくなった”、”段差につまづく”、”椅子から飛びおれなくなった”、”名前を読んでも反応が鈍い”、”そばに人がきても気づかない”、”動作が遅い”などのような小さな変化がポツリ、ポツリと出てきますし、病気の心配もしなくてはなりません。
犬の老化スピードは人間よりも速い②



犬の病気の早期発見・早期治療を目指しましょう!

年齢が重なれば、犬の体内でも老化が進んでいき、様々な病気にかかる可能性があります。

内臓機能や代謝も衰えていくので、消化不良を起こしたり、肝臓や腎臓などの病気にかかるこもありますし、ホルモンの分泌量も変化するため、甲状腺機能低下症などホルモン関係の病気にかかるリスクも上がります。

また、病気は内臓疾患だけでなく、関節や筋肉などの病気になることもあります。

例えば、胴の長い犬種は、椎間板ヘルニアにかかりやすいというのが代表例です。

”歩き方が変わってきた”、”足の動きが悪く、動作が鈍い”という場合には骨折や関節疾患にかかっている場合もあります。

そのため、”定期的に動物病院で診察してもらう”、”日々注意深く観察して早期発見に努める”ということは、大事なポイントになります。

ただし、動物病院に定期的にかかっていても、老化現象との線引きが難しく見逃されてしまうケースもありますので、心配であればセカンドオピニオンなども視野に入れておく必要があると言えます。

今回は、【犬の老化スピードは人間よりも速い?】というテーマでお話させていただきました。

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